「第34回ヨコハマ・ワーグナー祭」コンサートレポート
2022年1月9日(日)神奈川県民ホール小ホールにて、第34回ヨコハマ・ワーグナー祭を無事に終演することが出来ました。
御来場の皆様、御関係下さった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
昨年に続き、コロナ感染拡大の最中となりましたが、実行委員、そして当日スタッフ会員が万全の感染症対策をしてお客様をお迎え致しました。
このコンサートは、おん・ぶん・きょう創立と同時に始まり、クリスチャン・ワーグナー氏命日(1891年1月10日)近くに、横浜に西洋音楽の種をまいたワーグナー氏を讃えて毎年開催している歴史のあるコンサートです。
ワーグナー氏が当時、横浜外国人居留地にてどのようなコンサートを開催していたか、ほぼ再現をしたこともありました。
今回は視点を変えて、ワーグナー氏が横浜で活躍していた丁度その頃、世界ではどのような曲が誕生していたのか「文明開化の頃、世界では!」と題し、オンライン会議にも慣れてきた実行委員一同でアイディアを出しあって、心膨らませて構成を考えました。
出演者にもアイディアを頂き、前回はプログラムに入らなかった声楽曲、管楽器の曲も入れて、ヨーロッパから、ロシア、アメリカ、そして日本の曲も交えて、バラエティに富んだプログラムをお届け出来ることになりました。
様々な制約がある中でしたので、出演者にご負担を掛けることもあったと思いますが、当日は、其々の世界を音に乗せて披露して下さいました。
予定になかった出演者による突然トーク時間も多くのお客様に喜ばれました。
アンサンブル編成を控えたこと、総客席数の50%までの入場者数としたこと、残念な事も有りました。
内から外から様々なご意見を頂戴致しましたので、これからの指針、励みとなればと思います。
横浜音楽文化協会をこれまで支えてこられた多くの先輩会員の心意気を繋いで、ワーグナー氏が開催していたような親しみのある、楽しいコンサートを、生の音楽の素晴らしさを、これからも多くの方々へお届けできたらと思います。
多くのお力添えを頂きまして、本当に有難うございました。
第34回ヨコハマ・ワーグナー祭 実行委員長 児玉真理